ワインと料理のおいしい方程式

ブラ研。というワインと料理のおいしいマリアージュを研究する会を主催しています。日々の食事に寄り添うワインを知名度、産地、価格、他人の評価によることなく自分達の鼻と舌で探ります。この場ではそこで得られたマリアージュ情報をシェアできたらと考えています。

第八回ブラ研。テーマ〜秋刀魚

 

こんにちは!ワインと料理のおいしい方程式を探るブラ研。第八回のご報告です!

 

今回のテーマは秋の代表的な味覚「秋刀魚」。

 ん?秋?

 

そう、何を隠そう半年前の記事です。笑

桜の時期にこの記事をあげるのもどーかと思いますが、今年の秋に是非試して頂ければと思います。

 

さて、今回の秋刀魚は

・内蔵あり

・すだち

・ポン酢

・大根おろし

という条件付きでワインとの相性を探りました。

内蔵が苦手で入れないという方も多いとは思います。

が、意外と内蔵とワインの相性も面白いですよ!

もちろん、入れなくても相性の良いワインがありましたよ♬

みなさんならどんなワインを合わせますか〜??

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それでは、ブラ研。スタート!

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ひたすら大根おろしをする男。。

 

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そして完成したのが、コチラ!

秋の秋刀魚は脂がたっぷり乗っておりこれも一つ重要な要素でしたね〜。

秋刀魚の食べ方についても様々な議論がなされていました。

「お皿に何も残らない方。(驚)」「中骨だけ残す方」「細かい骨と中骨を残す方」

様々な食べ方があるのですね。

すだちと大根おろしとポン酢で食べる秋刀魚はいずれにしても本当に美味しかった!

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さて、合わせたワインはこちら

今回も例によって、全てブラインド+ブラックグラスで行います。

全体的な印象では、かなり選ぶワインが幅広かったのが今回の特徴です。

赤、白、ロゼ、スパークリングと様々

以下リストです。

1.ボーペイサージュ Hosaka「no name」2013

2.ヴィーノ・ディ・アンナ パルメント2012

3.ライテラー シェルヒャー・フリッツァンテ2012

4.ロッシュ・オードラン コート・デュ・ローヌ2011

5.スラヴィンヤード シュナン・ブラン2014

6.ヴィラ・スパリーナ モンテイ・モンフェラート・ビアンコ2012

7.フェアビュー シラーズ2012

8.シャプティエ タヴェル・ロゼ2012

 

今回の収穫は何と言っても魚だからといって必ずしも白を合わせる必要はないということを体験的に感じられたことです。

確かに、魚介=白のイメージ自体が古くなってきている流れはあるとは思うのですが、だからといって自分としては赤を合わせる気にもならなかったのが、正直なところ。

しかし今回ブラインドで試してみて(自分も試しに赤を選んだのですが)、相性としては白よりも赤に高評価をする人が多かったのです。

特に魚だったとしても脂分があるものに関しては、タンニンをぶつけることで食事とワインのバランスがとれるという印象が強く、苦味以外にも重要な要素だったと思います。

何事も頭で考えるのも大切ですが、経験することでしっくりくるなと思いました。

さて、そんな中今回の秋刀魚とのベストマリアージュ賞を獲得したのは、、

1.ボーペイサージュ Hosaka「no name」2013

でした!

このワインは山梨県の津金でワイン作りを行うボーペイサージュが、穂坂からの買い葡萄で作るマスカットベリーA100%のワインです。

参加された皆さんから漬け物のにおいがするとか出汁の味がするなど反応も面白く、ワイン単体で楽しむよりはこういった日本の料理と合わせて食べることで活きてくるワインだと感じました。

マスカットベリーA全てでこういった味わいになるとは思えませんが、それでも秋刀魚との相性を試してみても面白いかと思います!

2.は自分が選んだシチリアのエトナで作られるワインですが、こちらもどちらかと言うと1.のように少し酵母の感じがすると言うかしみじみとした旨味が相乗するかと思い選びました。

3.と8.はともにロゼですが、3.はオーストリアのロゼスパークリング、8.はローヌの少し甘口のロゼです。

今回の場合甘味というのはあまり重要ではなく、辛口で旨味もありつつさっぱり飲めるオーストリアのスパークリングは僕の中で相性は良かったように感じました。

単体でもこのスパークリングよかったな〜。

4.7.に関しては、4.がローヌの赤、7.は南アフリカの赤ですが、共にフルボディに近いタイプで、食材の繊細さを活かすのであれば、もう少し軽めのタイプの方が相性がいいように感じます。

5.6.はインドの白とイタリアはピエモンテの白。この2種類の白はともに合わない訳ではないのですが、秋刀魚と一緒に食べることで、食材とワインの相乗効果が出るかと言うと少し疑問です。

まぁ、真面目な考察はこれぐらいにして、秋刀魚を食べる際の参考にしてください!

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最下位の人の嘆き。笑

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ブラ研。終了後はいつもの団欒。。グラスも変えてワインを楽しみます。

 

 

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〆は北海道から届いたコーンをごはんに入れた「コーンご飯」!

 

次回のテーマはトンカツ!お楽しみに♬

第七回ブラ研。テーマ〜ゴーヤーチャンプル

ワインと料理のおいしい方程式を考えるブラ研。

今回のテーマとなったのは「ゴーヤーチャンプル」。家で作るのも勿論いいですが、

今回も前回に引き続きお店をお借りしてマリアージュを探りました!

会場として使わせてもらったのはこちらのお店。


おきなわ家 - 浜松/沖縄料理 [食べログ]

アットホームな雰囲気の中で美味しい沖縄料理が食べれる素敵なお店です!

ゴーヤチャンプルと言えば何と言ってもゴーヤー(苦瓜)の苦味が特徴的。

好き嫌いの別れるところですよね〜。

一体どんなワインが合うのやら、、

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ソーキそばも美味しかったですが、あくまでも今回の主役はゴーヤチャンプル!f:id:designcappuccino7:20150301154317j:plain

 

さー、自分の分を取り分けてブラ研。スタート♬f:id:designcappuccino7:20150301154507j:plain

今回ゴーヤチャンプルに合わせるべく各々が持ち寄ったワインはコチラ!

1.ルイジ・リゲッティ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2009

2.中央葡萄酒 グレイス グリド甲州2013

3.コカ・イ・フィト ジャスピー・ブラン2012

4.ジェイコブスクリーク 「わ」2013

5.アンデルーナ・マルベック 2012

6.フォントディ キャンティ・クラシコ2007

7.ナパ・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン2012

今回ワインはほぼまっ二つに白と赤に分かれました。白を持参した方はやはりゴーヤの苦味を気にして、さっぱり洗い流せるようなワインを考えた時に白の方が相性がいいと考えて持ってきたようです。

赤を持ってきた方は苦味そのものを包み込む、もしくは赤ワインの持つタンニンと相乗させると考えて持参したそうです。

僕自身、カベルネのタンニン分がゴーヤの苦味と相乗し、ワインのボディがスパムの油分とマリアージュするのでは?と考えて7のワインを選びました。

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みんなでわいわい審議中。

さぁ、今回のベストマリアージュ賞は、、、

1.ルイジ・リゲッティ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2009

でした!

アマローネはイタリアはヴェネト州ヴェローナ地区で造られる伝統的なワイン。葡萄を陰干しして糖度を高めてワインを造ると言うちょっと変わった造り方をします。

イタリア語でアマローネは「とても苦い」という意味があるようで、持参した方はゴーヤーの苦味と合うのではないかと考えたそうです。

ワインとしての完成度もこの価格帯では高いため、みんなからの評価も高かったです。

その他にも、マルベックもこれに近い味わいがあり、やはり苦味をタンニンで相乗させるという方向性は間違っていないような気がします。

となると赤ワインが正解に近いのですが、今回アマローネ、アルゼンチンのマルベック、アメリカのカベルネ、イタリアのキャンティ・クラシコの勝敗を分けたのはその先の複雑さだったような気がします。ある意味マルベック、カベルネ、サンジョベーゼは全て単一品種ですので、ゴーヤーチャンプルのようなゴーヤーあり、豆腐あり、スパムありの料理に対して応用がきかないというか振れ幅が少ないのではないかと思います。

そこを考えるとアマローネはコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ等の複数品種のブレンドです。

「苦味」決め打ちで考えるよりも、その他の要素にまでマリアージュできたワインが今回のベストマリアージュになった理由ではないかと考えます。

 

はい、真面目な考察終わり。笑

 

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結果発表後はいつもの飲み会〜。グラスも変えてみるとそれぞれのワインの表情が変わりました!

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最下位の人間には罰を!!

 

 

ではなく、「これ知ってる?」から始まった恐怖の涙袋をつねる遊び。

見た目以上に痛いです!目の下赤くなります!是非やってみてください。

 

と、言うことで今回のブラ研。も無事終了しました。

ゴーヤーチャンプルを食べるときは是非「アマローネ」参考にしてみてください!

ただ、アマローネ普通はすごく高いので(今回はなんと3,000円以下だったらしい)普段飲むなら、ヴァルポリチェッラクラッシコ、ロッソデルヴェロネーゼあたりで十分ではないかと思います!

名前がなんとも小難しいですね。。

おすすめをリンクしておきますね〜!

http://www.rakuten.ne.jp/gold/toscana/winery/veneto/061.html

 

第六回ブラ研。テーマ〜焼き鳥

こんにちは、日常にある食事とワインのマリアージュを考えるブラ研。第六回の開催です。実はブラ研。は2015年2月時点で既に12回行われております。

が、記事がなかなか追いついておらずやっと半分の6回まで来ました!

ひとつひとつ真面目に書くとなかなか時間がかかるんですよね〜。

さて、

第六回のテーマとなったのは焼き鳥。

 

普段皆さんは、焼き鳥と言えばタレと塩のどちらを想像しますか?

企画の段階で僕らの中ではタレよりも塩で焼き鳥は食べるよ!という人たちが多かったので今回は塩を選択しましたが、タレバージョンでもやってみたいなとは個人的には思っています。

 

説明するまでもなく焼き鳥は、日本人のソウルフード

居酒屋に行けば今や必ずあるメニューの一つではないでしょうか。

ということで、今回はブラ研。初の出張を敢行!

浜松で美味しい焼き鳥を出してくれるこちらのお店に、無理言ってワインを持ち込ませて頂きました!ありがとうございます。

■酉泰 別邸■


酉泰別邸トップページ|浜松の炭火茶寮 酉泰 別邸

ワインに合わせるにあたって今回は焼き鳥を串盛りの7点コースにして頂き、一部位ごとに順番に合わせていきました。そう言う意味では、砂肝やせせり、ぼんじりなど含む油分が全く違う部位でも通して美味しくマリアージュするワインが評価されたのではないかと思います。

部位のリストは以下

・ハツ

・ささみ

・砂肝

・皮

・ぼんじり

・せせり

・ネギマ

 

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焼き鳥の会なのに焼き鳥の写真がこれしかないと言う。。

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ブラ研。スタート!

今回は人数も15人近く参加してくれたこともあり、ワインの数は11本となりました。。ふー飲んだ。

リストは以下の通り

1.ドメーヌ・カーネロス ヴィンテージ・ブリュット2009

2.イル・ラフォルジュ シャルドネ2012

3.ティレルズ シングルヴィンヤード スティーブンス・ハンターセミヨン2007

4.ジェイコブスクリーク『わ』

5.ヴァッレベルボ アスティスプマンテ ドルチェ

6.ソガ・ペール・エ・フィス ソーヴィニヨン・ブラン オルディネール2013

7.ヴィーニャ・レイダ・コステロ ピノノワール・レゼルバ2012

8.グレイス グリド甲州2013 

9.ドメーヌ・マシャール・グラモン サヴィニ・レ・ボーヌ2007

10.トマ・モレ ブルゴーニュ・シャルドネ2011

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今回の焼き鳥の味付けが塩ということもあり、泡、白、赤と様々なワインをチョイスして皆さん参加されていました!

その中でも全体的にバランスがよく、どの串にもうまく寄り添った栄えあるマリアージュ優勝者は「イルラフォルジュ シャルドネ2012」でした!!

このワインはフランスのラングドック・ルーション地方でシャルドネ種から作られます。生産者はジャンクロード・マス氏で「イル・ラフォルジュ」シリーズはマス家が栽培に関して厳しい条件を提示し契約した農家の葡萄から造られています。

この価格帯においてもボリューム感、果実味も十分あり値段的には上である他のブルゴーニュと比べても負けていませんでした。

マリアージュとしても素直に合うなぁと感じることができ、難しく考えずにワインの果実味と焼き鳥を合わせられたように感じました。

時に考えすぎるというのも良くないということですかね〜。。

日本のソーヴィニヨンブランや甲州なども素敵なチョイスではありましたが、焼き鳥のせせりやねぎまなどの油のボリューム感に少し負けていた感じはありました。

今回自分はオーストラリアのハンターヴァレーのセミヨンを選んだのですが、ワインが焼き鳥に少し勝ってしまっている印象がありました。

泡系ですと、カーネロスとアスティでマリアージュにおいて果たす役割が全然違うことが面白かったです。

カーネロスはどちらかと言えばすっきりと油を洗い流すような感じでしたが、アスティはドルチェ(甘口)だったこともあって、泡ですっきりというよりは油と甘さからくるワインの質感とを合わせるという感じでした。

赤は、悪くはないのですが、焼き鳥の塩との関連性がなくお互いに平行線を行っているようなイメージでした。

今回はきっちりとブラインドにすべく参加者さんがアイマスクの差し入れ!笑

とても楽しい会となりました。

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真面目にやってますよ?ビールが見えるのは気のせいです。

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真面目にね。。。笑

 

第五回ブラ研。テーマ〜キッシュ

第五回のテーマとなったのは、キッシュ!

正式名称はキッシュ・ロレーヌ。フランスはアルザス・ロレーヌ地方の郷土料理。

日本でもお馴染みの料理でオシャレなカフェやレストランで様々な具材で作られたキッシュをよく見かけますね!

その中でも、今回はオーソドックスな具材を選択し玉ねぎとベーコンにしてみました。

料理は参加メンバーの方にお願いしたのですがとっても美味しいキッシュでした!

キッシュと言えば、外はサクサクのパイで中はチーズ、クリームと具材のしっとりとした料理。どの食材が強いという訳でもなく、どういうワインを選べばいいのか難しいところ。。

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ブラックグラスでの乾杯!!!さー、ブラ研。スタートです。f:id:designcappuccino7:20150125141457j:plain

見た目も美しいキッシュ。。味わいも素晴らしかった。f:id:designcappuccino7:20150125141514j:plain

参加メンバーが働くお店で、自身のアイデアが採用され作られたピザ!差し入れで持ってきてくれました!美味しかった!

 

さて、参加者が持参したワインは以下の通り。

1.モンルイ・シュール・ロワール”レ・カボティヌ”2010 ルドウィックシャンソン

2.ブルゴーニュ・ブラン2012 ポール・ペルノ

3.バホンティージョ2012 ヒメネス・ランディ

4.ヴァン・ド・サヴォワ”レ・アビーム”2012 ドメーヌ・フィリップ・ラヴィエ

5.リースリンググランクリュ・フランクシュタイン2008 ドミニク・エ・

    ジュリアン・フレイ

6.リースリング2011 ドメーヌ・ディルレ・カデ 

7.アルザス2011 ドメーヌ・ディルレ・カデ

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今回はアルザス地方の郷土料理ということもありアルザスのワインを持参する方が多かったですね!それら全て相性としてはよく、それだけでも十分だとは思うのですが、そこはブラ研。全てブラインドでやるので必ずしもそれが優れているとは限りません。

結果として、一番のマリアージュ評価を得たのは4のヴァン・ド・サヴォワ”レ・アビーム”2012 ドメーヌ・フィリップ・ラヴィエ。

葡萄の品種はジャケール100%。サヴォワ地方のワインです。

面白いことにアルザス地方とサヴォワ地方は地理的にみてもドイツ、スイスの国境付近に位置し標高が高いことでも共通点があります。サヴォワチーズフォンデュで有名な地域ですから、同じチーズを使うキッシュとの相性も良かったのかも。

ただ、7.アルザス2011 ドメーヌ・ディルレ・カデの相性も個人的には素晴らしかったと思いました。ピノ・オーセロワ、シルヴァネール、ミュスカ、ゲヴュルツのブレンドですが、キッシュのような様々な具材を使った料理には色々な品種をブレンドしたワインは相乗するのではないかと思います。。

僕は、血迷って赤を持ってきて最下位となりましたが、ブレンドを意識したのはその為です。まぁ、ダメでしたけどね。笑

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勝利のエーーーックス!!??

第四回ブラ研。テーマ〜カレー

第四回ブラ研。のテーマはみんな大好きカレーライス!

本格的なインドカレーも美味しいですが、ここは家で作るならということで

オーソドックスなカレーが選択されました。

 

カレーの詳細は以下の通り

ルー:ディナーカレーとこくまろ(こくまろメインにディナーカレーをブレンド)

食材:鶏肉、じゃがいも、人参、たまねぎ

辛さ:中辛

家で日常的に食べられるであろう代表的な食材を使用しました。

出来上がりはこんな感じ。

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この日は地鶏の刺身の差し入れもあり食卓はとても豪華!

しかしマリアージュはあくまでカレー。それぞれのワインとの相性を探った後に美味しく頂きました!

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さて、カレーに合わせて各自が持ち寄ったワイン達は以下の通り

1.アッポローニオ・テラニョーロ ネグロ・アマーロ2007

2.ジャムシード ル・ブラン・プロンク2011

3.カッツェンコップ・シルヴァーナー ゾンメラッハ

4.ブランコットエステイト クラッシックピノ・ノワール2012

5.ハインリッヒ・フォルマー リースリング2011

6.フジクレール スパークリング濁りナイアガラ

7.コノスルレゼルバ ゲヴェルツトラミネール2012

8.リディオ・カラーロ フェイス ティントセコ2012

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参加した方が写真を加工してくれていたので、順番が分かりやすかったですねー。

数字の通りです。

見事1位に輝いたのが、イタリアはプーリア州のネグロアマーロ。

自身は今回オーストラリアのジャムシードでブレンドの白を持参したのですが、相性はネグロアマーロに軍配が上がりました。主催しているのになかなか一位になれません。笑

プーリア州と言えば、食材の宝庫として知られ肉、魚、野菜どれも豊富にありイタリアの魅力を詰め込んだような州です。

よく伺うイタリア料理のお店で前菜の盛り合わせをプーリアの家庭的な料理として出してもらうのですが、野菜の味わいも濃くどの料理もとても魅力的。

そんな素晴らしい大地で育ったネグロアマーロで作られたワインは果実味とタンニンのバランスがよく、カレーのルーとの相性も抜群!

白では、リースリングシルヴァーナー、ゲヴェルツあたりの選択が多かったです。

ピノだと果実味が少し足りなくてワインが負ける印象。

 

ブラ研。では、カレーにはネグロアマーロを推奨します!

第三回ブラ研。テーマ〜浜松餃子

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第三回ブラ研。のテーマは浜松餃子
この企画を行っている場所が静岡は浜松ということもあり今回のチョイスとなりました。
浜松餃子といっても特別な餃子というわけではなく、ご家庭で召し上がる普通の餃子を想像していただければOKです。
そんな浜松餃子と言えど浜松人のソウルフードとして親しまれ、餃子大国宇都宮と消費量を毎年競っていると言われています。(実際そんなに餃子を食べてるイメージはないんですけどね。笑)
キャベツ、ニンニクたっぷりで豚肉を少量混ぜた具を餃子の皮で包んでカリカリに焼きます!真ん中にもやしを添えたりしてます。

で、餃子とワイン。。
当初は簡単に考えていたのですがいざ合わせてみると想像以上に苦戦しましたね!
悪くはないけど、マリアージュと呼ぶにはちょっと>_<
というなんとももどかしい感じ。
リベンジしたい!!笑

いつもの通り順番にブラックグラスで試飲していきます。
視覚を遮断すると面白いもので白か赤か本当にわからない時があります。笑
ちょっとシュワっとしたから泡かなとか苦味を強く感じるから赤かなと探りながら餃子と合わせてみると意外な共通点を発見できたりします。
銘柄等もわからないため、純粋にワインと食べ物の相性を考えることができます。

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1.SHIROKUMABRUT CLOSMONTBLANC
2.Zardetto Prosecco Extra Dry
3.CHATEAU LES OLLIEUX ELEVE EN FUT DE CHENE2011
4.ELIAN DAROS aboriou2010
5.PEDROX
6.SantaDignaCabernetSauvignon Rose2012
7.Fina Vini Kebrilla Grillo2012

ベストマリアージュは1.のシロクマブリュット。エノテカ円山動物園がコラボしたスペインはカタルーニャ産のカヴァです。泡ということで行けば2.のザルデットのプロセッコも候補ではあるのですがプロセッコはやや甘みを感じる部分が強かったため、合わせるのであれば辛口のキリッとした泡感が魅力のカヴァに軍配が上がりました。
ただ、これがベストかと言われるとまだあるのでは?と考えてしまう部分もあるため再考の余地ありです。
赤だと重たいタンニンが餃子の旨さを消してしまいこれもイマイチ。ボリューム感にズレがはっきりと現れた印象です。
白ですと、お互いに平行線な感じでいつまでたっても交わることのない感じと言えば良いのでしょうか。
共に品種を変えて試せば新しい発見があるかもしれません。
餃子に合うのはビールだろという声が聞こえてきそうですが(笑)、これが餃子にはぴったりでしょ!というワインが有りましたら教えてくださいね♫

第二回ブラ研。テーマ〜お好み焼き

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第二回ブラ研。のテーマはお好み焼き。
今回も個性豊かなワインが揃いました。お好み焼きと言えば皆さんは何を想像しますか?
地方によって様々なお好み焼きがありますが、オーソドックスに関西風お好み焼きを今回はテーマにしました。
具はキャベツと豚肉。粉に卵と山芋を混ぜて生地を作ります。
ソースはおたふくソースとマヨネーズです。
鉄板の上で焼かれるお好み焼きを見ているとよだれが垂れてきますよねー。笑

さて、今回のワイン達は以下です。

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1.chateau ladeveze 1998
2.il pioniere 2009
3.reggiano lambrusco medici ermete
4.domaine elodie balme rasteau2011
5.domaine ptrice magni 2012
6.gazela vinho verde

これらのワインをブラインドで試飲して雌雄を決しました!
優勝は3のランブルスコ
ランブルスコと言えばイタリアのエミリアロマーニャ州の発泡性の赤ワインで、辛口から甘口まで作られています。
今回参加者が持ってきたのは甘口。
ワインの持つ甘みと、おたふくソースの甘みのマリアージュが秀逸でした。
発泡感も重たくなりすぎないというところでよかったのではないかと思います。
やはり、甘みと甘みのように同じ要素のものを伸ばすマリアージュか、逆にソースの甘みをスッキリ洗い流すかで選ぶワインに差が出ましたね!
ボルドーのような重口タイプですと逆にワインの渋みが強調されたように感じます。
お好み焼きを食べる際には是非参考にしてみてくださいね!