第七回ブラ研。テーマ〜ゴーヤーチャンプル
ワインと料理のおいしい方程式を考えるブラ研。
今回のテーマとなったのは「ゴーヤーチャンプル」。家で作るのも勿論いいですが、
今回も前回に引き続きお店をお借りしてマリアージュを探りました!
会場として使わせてもらったのはこちらのお店。
アットホームな雰囲気の中で美味しい沖縄料理が食べれる素敵なお店です!
ゴーヤチャンプルと言えば何と言ってもゴーヤー(苦瓜)の苦味が特徴的。
好き嫌いの別れるところですよね〜。
一体どんなワインが合うのやら、、
ソーキそばも美味しかったですが、あくまでも今回の主役はゴーヤチャンプル!
さー、自分の分を取り分けてブラ研。スタート♬
今回ゴーヤチャンプルに合わせるべく各々が持ち寄ったワインはコチラ!
1.ルイジ・リゲッティ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2009
2.中央葡萄酒 グレイス グリド甲州2013
3.コカ・イ・フィト ジャスピー・ブラン2012
4.ジェイコブスクリーク 「わ」2013
5.アンデルーナ・マルベック 2012
6.フォントディ キャンティ・クラシコ2007
7.ナパ・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン2012
今回ワインはほぼまっ二つに白と赤に分かれました。白を持参した方はやはりゴーヤの苦味を気にして、さっぱり洗い流せるようなワインを考えた時に白の方が相性がいいと考えて持ってきたようです。
赤を持ってきた方は苦味そのものを包み込む、もしくは赤ワインの持つタンニンと相乗させると考えて持参したそうです。
僕自身、カベルネのタンニン分がゴーヤの苦味と相乗し、ワインのボディがスパムの油分とマリアージュするのでは?と考えて7のワインを選びました。
みんなでわいわい審議中。
さぁ、今回のベストマリアージュ賞は、、、
1.ルイジ・リゲッティ アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ・クラシコ2009
でした!
アマローネはイタリアはヴェネト州のヴェローナ地区で造られる伝統的なワイン。葡萄を陰干しして糖度を高めてワインを造ると言うちょっと変わった造り方をします。
イタリア語でアマローネは「とても苦い」という意味があるようで、持参した方はゴーヤーの苦味と合うのではないかと考えたそうです。
ワインとしての完成度もこの価格帯では高いため、みんなからの評価も高かったです。
その他にも、マルベックもこれに近い味わいがあり、やはり苦味をタンニンで相乗させるという方向性は間違っていないような気がします。
となると赤ワインが正解に近いのですが、今回アマローネ、アルゼンチンのマルベック、アメリカのカベルネ、イタリアのキャンティ・クラシコの勝敗を分けたのはその先の複雑さだったような気がします。ある意味マルベック、カベルネ、サンジョベーゼは全て単一品種ですので、ゴーヤーチャンプルのようなゴーヤーあり、豆腐あり、スパムありの料理に対して応用がきかないというか振れ幅が少ないのではないかと思います。
そこを考えるとアマローネはコルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ等の複数品種のブレンドです。
「苦味」決め打ちで考えるよりも、その他の要素にまでマリアージュできたワインが今回のベストマリアージュになった理由ではないかと考えます。
はい、真面目な考察終わり。笑
結果発表後はいつもの飲み会〜。グラスも変えてみるとそれぞれのワインの表情が変わりました!
最下位の人間には罰を!!
ではなく、「これ知ってる?」から始まった恐怖の涙袋をつねる遊び。
見た目以上に痛いです!目の下赤くなります!是非やってみてください。
と、言うことで今回のブラ研。も無事終了しました。
ゴーヤーチャンプルを食べるときは是非「アマローネ」参考にしてみてください!
ただ、アマローネ普通はすごく高いので(今回はなんと3,000円以下だったらしい)普段飲むなら、ヴァルポリチェッラクラッシコ、ロッソデルヴェロネーゼあたりで十分ではないかと思います!
名前がなんとも小難しいですね。。
おすすめをリンクしておきますね〜!
http://www.rakuten.ne.jp/gold/toscana/winery/veneto/061.html