ワインと料理のおいしい方程式

ブラ研。というワインと料理のおいしいマリアージュを研究する会を主催しています。日々の食事に寄り添うワインを知名度、産地、価格、他人の評価によることなく自分達の鼻と舌で探ります。この場ではそこで得られたマリアージュ情報をシェアできたらと考えています。

第一回ブラ研。テーマ〜豚の角煮

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第一回のテーマは「豚の角煮」。
普段家庭でも、お店でも味わうことのある角煮。少し甘めのタレで豚肉の塊を頬張る幸せは言葉に言い表せない幸福感があります。^_^
そんな角煮に合わせるワインとはどんなものか。
それぞれのメンバーが持ち寄ったワインはこちら。
1.penfolds BIN138 2011
2.Domaine Bliemerose Gewurztraminer 2010
3.COLONNARA VERDICCHIO DEI CASTELLI DI JESI 2011
4.L'Arco Valpolicella classico superiore 2008
5.LA ATALAYAYA 2010

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今回は豚ということもあり、赤と白の両側からのアプローチが面白かったですね。
楽しい会ではありますが、マリアージュとなればみんな真剣。
今回見事に1位になったのは2.Domaine Bliemerose Gewurztraminer 2010でした。マリアージュポイントは八角とゲヴェルツのオリエンタルな香り、それとワインの持つ質感と豚肉の質感の相乗ではなかったでしょうか。
肉とワインを合わせるときにその肉の持つ脂分というか、質感とワインのボリューム感を合わせることはすごく重要だと感じました。


いずれもみなさん面白いチョイスでした。

はじめに

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はじめまして、ブラ研。というワインと料理のおいしい方程式を探る会を主催しています。

普段、見た目からの先入観で飲んでしまいがちなワイン。
これは○○の産地だから美味しい。○○が作っているから美味しい。

ブランドや販売という視点から考えればそれも重要な要素です。
が、もっともっと消費者の立場でワインを楽しむことができるとするなら、それは普段食べている食事とのマリアージュなんじゃないかと考えました。

自分自身、普段食べる食事とワインがバッチリ合う瞬間というのを感じた経験が少ないです。
レストランで味わうあの素敵なマリアージュを家でできずして、ワインの広い普及は難しいんじゃないか。

それなら自分達が旨いと思うワインを参加者が一本づつ持ち寄り、毎回テーマを変えた身近な料理と合わせてみようと企画したイベントです。

方法は、毎回みんなで話し合ったテーマになる「料理」を決めます。
そして、各々が自分で考えるそのテーマとなる「料理」に合うワインを当日持ち寄ります。
そしてテイスティング方法。ただナビゲーターがいるわけではないので、銘柄を伏せた完全ブラインド方式でそれぞれの感覚に任せます。
尚かつ人間の5感の一つであり、ワインを判断する上で重要な要素である「視覚」をブラックグラスを使用することで遮断します。

参加者は、事前情報が完全にない状態で食事とそれぞれが持ち寄ったワインを合わせることとしました。
その中で、実はこんなところで作っているワインがこんな料理にあったとか、赤が合うと思っていた料理が実は白の方があったとか、ロゼってあんま飲まないけど食事とは合わせやすいんだな。とか新しい発見があったら面白くないですか!?

そんなこんなでかなり実験的な企画のアーカイブとしてこちらのブログを立ち上げました。
どうぞお付き合いください。